ごせんちめーたー

上海在住新大阪人(一時帰国中)。妊娠中にTOEIC初受験し、970点達成しました。

【中国不正ワクチン事件】日本でワクチン爆買いが流行る!?

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こんにちは。由子です。

日本に観光がてら、ワクチン接種旅行にくる中国人客が増えるかも!?

ことの発端は国産不正ワクチン事件です。

吉林省長春市と湖北省武漢市の会社が製造している百日ぜき・ジフテリア・破傷風の3種混合ワクチンの品質不合格製品が、山東省や河北省、重慶市を中心に流出しました。

65万本超が流通し、子どもなど約50万人が接種したとされています。

健康被害は出ていないそうですが、病気の予防効果は低いそうです。

偽ワクチンのリスクがある中国での予防接種に疑心を抱く子育て家庭が増えています。

詳しくは下記の記事でも書いていますが、この事件により輸入ワクチンの需要が高まっているのです。

【中国】乳児向け3種混合ワクチン不正品が流出【中国で安心して予防接種する方法】

輸入ワクチンは本件に関係なく在庫切れ問題などもあり、タイミングによっては中国国内では受けられないこともあります。そのため、海外にわざわざ出てワクチンを受けよう(あるいは子供など家族に受けさせよう)とする超お金持ちがでてくるかも!?

というのも、ここ数日、「日本で予防接種できるかもよ!?」という話題がネットに溢れかえっているからです。

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日本にいけば定期接種ワクチンを受けられる、と中国で話題

中国人が注目したのは、在日外国人向けの医療制度について説明されている資料から抜粋したこちらの1ページ。↓

「在留資格のない外国人でも定期の予防接種を受けることができます」って書いてある!!

ん?在留資格がないって、それって要するにふほーたいざいですよね・・・。

中国の皆さん、このパンフレットの意味を、「日本の居住者でなくても、何らかのビザ(観光など)で短期で日本に来た人は定期の予防接種を受けられる」といった風に勘違いされている気がします。

いや、そういう意味じゃないでしょ、と思って調べてみたら、レコードチャイナでおんなじこと指摘してくれている記事を見つけました。

対象にしているのはあくまで在留資格を持たない外国人であり、観光客向けの案内ではない」としている。
訪日観光客も日本で予防接種を受けることはできるものの、問題点が多数存在するとし、「まず、日本では3歳くらいまでの乳幼児の各種予防接種は回数が多く、スケジュールを組んで計画的に実施しなければならず、全てを日本でやろうとするのは不可能」と指摘した。

さらに、「最も重要なのはウイルスの地域性。日本で接種したワクチンは中国で変異したウイルスに効かない可能性がある」とし、「日本の医師は責任意識が強く慎重で、『お金さえもらえればやる』という考え方ではない。予防接種を受けるには病歴や過去の接種歴などを考慮する必要があり、体質の異なる外国人相手となればなおさら接種可否の判断は慎重になる」と説明している。

中国人、今度は日本で「爆ワクチン接種」!?外国人も受けられるらしい―中国メディア

2018.7.27参照

ほらー!!やっぱりー。

(ニュースタイトルの「爆ワクチン接種」っていう言葉が面白いです!爆買いならぬ、爆接種!?)

ちなみに、中国の人は日本の「定期予防接種」の意味を良く分かっていないので、こういうネタが出回っているんだと思うんですよね。定期接種ワクチンの定義は以下の通りです。

  • 予防接種法で定められた「法定接種ワクチン」のことで、国や自治体が勧奨しているワクチンです。
  • 多くの自治体では、定められた期間内に接種する定期接種の場合、無料(公費)で実施されます

ワクチン大辞典-定期接種と任意接種の違いって? 2018.7.27参照

つまり、定期予防接種とは、日本の自治体に住所を有する人が受けることを推奨されるワクチンのことです。

日本人はもちろんそうだし、在留資格を持った外国人も対象です。さっきのパンフレットに従うと、在留資格もないのになぜか「定住」しちゃってるふほーたいざい者も対象です。背景はどうであれ、彼らは長期に渡る住民であることには変わりないので、感染拡大防止のために予防接種させる方が地域の安全のためには良いからです。

だから、海外からの観光客には別に推奨されてないし、関係ないの

ここまで掘り下げると、「公費で受けられる」ってところに反応する人も出てきそうだなー。

「日本なら予防接種を公費で受けられるかも!」みたいな勘違いコメントはさすがに見なかったけど、観光でちょいと来たからといって、公費予防接種の対象にはもちろんならないですよ(公費券は、母子手帳とセットだから日本に定住所がないともらえないはず)。

でも定期予防接種は自費でも受けられるから、日本でやりたい人は、頑張ればできるかも。

ある中国国内ブログ記事(【中国語記事】关于要不要去日本打疫苗,你有必要知道这些!)では、日本でのワクチン価格はそんなに高くない、と紹介しています。

『一般的なワクチンは、300-500元。一番高くても狂犬病のワクチンで、1000元前後。ほら、想像より安いでしょ。日本でワクチン受けたい人にとっては絶対受け入れられる価格。航空券とって、観光ビザとって、日本に行けばそれでOK♪』

すっごく楽観的な記事ですね!このプロジェクトを実施するに伴う諸費用・時間・手間は一切無視です。

特に、不正ワクチンでニュースになった乳児向けワクチンって、免疫をつけるために一年に何回も打つんですよ?それも一回一回に一定の期間をあけて。全種類日本で受けたいとなったらそれはもう大変なスケジュールになります。でも観光ビザでの滞在期間は限られています。

予防接種受けるためだけに観光ビザとって、1年に何回も何回も日本に行って、自費でワクチン接種をする、ってことができる人なら、可能なんじゃないでしょうか。それも1歳に満たない赤ちゃんを連れて、そんなハードなことができるのであれば。定住者でもない患者に対して、病院側が実施してくれるのかどうかの問題もあるし。

そういういろいろな条件を考慮すると、「ワクチン旅行」「爆接種」はたぶん流行らないと思います。

・・・たぶん。

・・・ドキドキしながら今後の展開を見守ろうかなあ。

▼ちなみにさっきのパンフレット画像、結構有名になりまして、ご丁寧な中国語訳が付けられたバージョンまであります。

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<おまけ>中国人、香港でのワクチン接種も人気

じゃん!こちらは香港の新聞記事で発見したニュース。

「中国本土のママたち、安全なワクチンを求め香港におしよせる」

記事冒頭で、とある深センの家族を紹介しています。

33歳の母親は、不正ワクチンニュースにより、本土からワクチン目的の入国が相次ぎ、価格の高騰やワクチンの在庫切れが発生するんじゃないかと心配しているが、このたび5歳の息子をつれて香港に行き、無事4種混合ワクチンを受けさせて本土への帰路についたとのこと。

以前中国本土から乳児用ミルクを買いに来る人が増え、香港で品切れを引き起こしたことがあった。香港で使われる全てのワクチンが輸入品であることから、本土の子育て家庭は再び香港を安全な製品が手に入る場所として考えるようになっている。

日本と違って中国本土と陸続きの香港は、大変だなあ・・・。

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著者について

由子

由子

中国上海在住。大都会上海が大好き。新海誠監督の「秒速5センチメートル」が好き過ぎるので、ブログ名にしてしまいました(o^^o)
日本と海外両方を拠点に生きるための便利情報、日常で気になるアレコレ、を独自の視点で発信しています。
中国語HSK5級、TOEIC970点を1回で取得。最近はTOEIC受験対策中心に記事書いてます。 [詳細]

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