ごせんちめーたー

上海在住新大阪人(一時帰国中)。妊娠中にTOEIC初受験し、970点達成しました。

映画「おおかみこどもの雨と雪」子供の自我とどう向き合うか

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映画「おおかみこどもの雨と雪」子供の自我とどう向き合うか

母親の無償の愛を体言した暖かい物語です。自分が子供のころに、母親がこうであってほしかったという夢や理想が、たくさん詰まっていて、自分も母親になることが将来あるのであれば、子供に真剣に向き合って自分の身を削って真っ直ぐな愛情で育てたいと、心にそう誓わせてくれる作品でした。

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映画「おおかみこどもの雨と雪」の特徴

テーマは愛情よりも「子供の自立」

物語の大半は、母「はな」のことを娘の「雪」が語り部として話していく形式です。自分を産んだ母が、どのように父と出会ったのか、どのように父が狼の血を引く人間であることを知ったのか、どのように狼男である父を好きになり、家族になろうと決意したのか、柔らかな口調で語られていきます。

個人的に、親子の愛情の感動物語というよりも、「子供の自立」が隠れたテーマのように思いました。子供達は赤ちゃんのころからの成長を追っていくのですが、最初は男の子の方が臆病で弱虫で、女の子のお姉ちゃんの方はずいぶんと男勝りで狼っぽいのです。それがだんだんと変わっていきます。自分が本当はどうありたいのかを考える思春期になると、本当の自分に目覚めるようになって行きます。弟は山に生きる狼にあこがれるようになり、姉は人間のかわいい女の子として生きたいと願うようになるのです。同じ出自の二人だからこそ、きょうだいが自分とは違う人生観を持ってしまうことに嫌悪感や葛藤が当然生まれてしまいます。自分は狼だ、いや、人間だ、と、全く違う生き方を望んでしまうのです。狼になりたいほうは、自分が人間だという事実は当然見つめたくないし、人間になりたいほうは、狼だとは思いたくない。どちらにもなれない中途半端な二人は、普通の思春期の子供よりも思い悩む気持ちは大きかったと思います。

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親として子供のために何ができるのかを知る

Takmeomeo / Pixabay

親であるはなは、二人がどれぞれ自分らしく生きられるように必死でサポートをしていきます。その姿は、子供の意思を尊重し、自立を助ける理想の母親像でした。

特に私が感動した母親としてのエピソードがあります。それは、雪が、ガサツな性格の自分が嫌になり、おしとやかで女の子らしくなりたいと悩んだ時に、かわいいワンピースを縫ってあげたこと。子供の悩みに真剣に向き合い、苦しまずにすむようにできることを精一杯してあげる。周りの子供と違ってしまわないように、同じような文化を持つ手助けをしてあげる。それこそが、大きな大きな母親の愛情のように思えました。

また、弟の雨が独り立ちしたい気持ちを認めてあげたいけれど、親としての心配な気持ちも隠せなかったはな。無条件に子供を愛する母親の姿そのものでした。アニメなので顔立ちは物語を通してあまり変わらず、幼い印象のお母さんでしたが、描かれている心情は確実に成長していました。子供の自立、そしてそれを見守る母親の成長が、最終的なメッセージなのかもしれません。

 

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著者について

由子

由子

中国上海在住。大都会上海が大好き。新海誠監督の「秒速5センチメートル」が好き過ぎるので、ブログ名にしてしまいました(o^^o)
日本と海外両方を拠点に生きるための便利情報、日常で気になるアレコレ、を独自の視点で発信しています。
中国語HSK5級、TOEIC970点を1回で取得。最近はTOEIC受験対策中心に記事書いてます。 [詳細]

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