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上海在住新大阪人(一時帰国中)。妊娠中にTOEIC初受験し、970点達成しました。

HSKが中検よりも簡単な5つの理由を徹底解説

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HSKが中検よりも簡単な5つの理由を徹底解説

中国語を勉強するなら、目指す試験はHSK。

中検(中国語検定)を取っても、中国で働くための就労ビザ条件で加点できません。2017年4月からの中国就労許可新制度では、HSKが条件項目に追加され、HSKが注目されています。

HSKは世界の中国語学習者が受ける試験。中検は基本的に日本でしか通用しません。世界規模の価値を自分の中国語に与えるために、今すぐHSKのための勉強をしなければいけません。

関連記事: 中検はいらないからHSKを受けなさい!

でもHSKって中国政府が認める試験でしょ?難しいんじゃないの?

答え:

いいえ。HSKは中検よりも簡単です。

HSKは、中国政府公認の試験。きっと難しいだろうという印象があるかもしれません。でも、実は中検と比べると難易度が低いって知っていましたか?HSKが中検よりも簡単な5つの理由を、HSK5級を持っている由子が徹底分析します。

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理由①全体的に難易度が低め

中国語検定とHSKの、各級の難易度を比較してみると、次のようになります。

全体的に、中国語検定よりも低めの難易度に設定されているのが分かりますよね。これは、中国語検定は、日中翻訳ができるレベルかどうかを評価するのに対して、HSKは中国語での基本的なコミュニケーション力を重視しているからです。

なお、HSKは5級と6級との差が大きく、HSK5級が中検3級~2級のちょうど間ぐらいなのに対して、HSK6級は準1級とほぼイコールになります。そのため、6級を他の級と同じ基準で分析することは無理があり、ここでは主にHSK1級~5級までを説明します。

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理由②非漢字文化圏向けの試験だから、日本人に有利

中国語検定とHSKの各級の比較では、HSKの初級レベル(1級)に該当する級が中国語検定にありません。これはどういうことかというと、「漢字を知っている日本人には簡単すぎるから、日本人向けの試験では対象としない範囲」なのです。

HSKは中検と違って、日本人の為の試験ではありません。日本人を含む、全ての外国人のための中国語試験です。だから、求められる中国語力は日常会話の基礎。中検のように重箱の隅をつつくような問題は出ないのです。

難易度同レベルの中検2級とHSK5級の問題から、両者の典型的な問題の出し方を見てみましょう。

[中検2級の問題例]

正解は、

④一五一十 [yī wǔ yī shí] 意味:一部始終、一から十まで

ちなみに、他の選択肢の意味は以下の通り。

①九死一生 [jiǔ sǐ yī shēng] 意味:危ない場面で奇跡的に助かること

②七上八下 [qī shàng bā xià] 意味:不安でびくびくする、居ても立ってもいられ ない、気持ちが落ち着かない

③三心二意 [sān xīn èr yì] 意味:決心がつかずあれこれと心 が迷う

こういう、日常会話ではあまり使わない四字熟語の意味を問う問題はHSK5級ではありません(6級では出題されますが、その場合比較的漢字から意味を想像しやすい四字熟語です)。四字熟語の意味は、漢字そのものの意味とは関係のないものであることが多いので、非漢字圏学習者向けのHSKでは扱いづらいのです。

また、問題の出し方も、日本人をひっかける典型です。どれも知らない中国語単語だったとしても、なんとなく一つだけ、日本人なら意味が分かるような選択肢がありませんか?そう、①九死一生です。どれもわからないけど、これなら分かるしこれにしておこうかな・・・という展開を狙った、引っ掛け問題です。

これに対して、HSKはいたってシンプルです。

[HSK5級の問題例]

正解は、

A 然而[rán’ér] しかしながら; B 不然[bùrán] そうではない ; C 可见[kějiàn] してみると…ということがわかる; D 从此[cóngcǐ] これから

②A 结论 [jiélùn] 結論; B 理由[lǐyóu]; C 后果[hòuguǒ] 悪い結果; D 借口[jièkǒu] 口実にする

③A 作为[zuòwéi] 行為; B 至于[zhìyú] 達する; C 属于[shǔyú] 属する; D 等于[děngyú] 等しい

HSKにでてくる単語は、日常会話で使う基本単語、そして、漢字本来の意味からなるべく外れない使い方をする単語を出題しています。例え知らない単語があったとしても、漢字の意味を考えながら予測で正解が導けるようにできていると、由子は思います。

HSKは世界88カ国で受験できる世界規模の試験である為、漢字文化を持たない受験者を前提として作られます。私達は日本人として、生まれた時から漢字に親しんできました。画数が多くて、部首があって、漢字一文字には概念的な意味があって、そういった文字文化を当たり前に生きてきました。中国語を全く知らない日本人が中国に来ると、目からの情報量が半端ないです。漢字がわかるというだけでスタートラインが違います。0からスタートする欧米人の苦労は、日本人には決してわからないでしょう。

日本人向けにつくられた中検では、この「漢字を知っている」メリットは生かせません。だからこそ、全ての外国人が受けることを前提としたHSKが、日本人には有利なのです。

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理由③目指すのは5級まででいい。レベルは中検の3級~2級

HSKは1級から6級まであって、6級が一番レベルが高いけれど、6級を目指さなければならないの?

そんな疑問にお答えします。HSKで必要なのは5級まで。6級は受けたい人が受けましょう。

企業や国があなたにHSKを求める場合、ほとんどが5級以上と定めています。また、2017年4月からの中国就労許可新制度では、HSKが条件項目に追加されましたが、5級を持っていればHSK項目内の最高点である10点がもらえます。

HSKを受ける場合、6級は必須ではないと考え、5級を目標に勉強しましょう。6級は、どうしても求められた場合のみ受けるようにすべきですが、由子は企業の募集要項等で6級以上を目安にしているものは見たことがありません・・・。以前、中検よりもHSKの方が大事だから、HSKを優先的に受けて、中検は趣味として受けましょうと言いました。HSK6級に関しても、高尚な趣味として、頑張りたい人が頑張ればいいと思います。ただし由子はおすすめしません!

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理由④60%取れば合格。項目ごとの最低基準もなし

HSKは3級以上の場合、300点満点中180点取れば合格となります。全体の60%を取れば合格なんです。リスニング、読解、作文の3部構成ですが、項目別に合格基準点などはなく、全体の点数を見て判断されます。中検では、項目の最低基準が決まっているため、どちらか一方だけ点数が良くても、他が悪ければ不合格になってしまいます。

ただし、注意しなければならないのは、5・6級では、成績証に合否は表記されず、獲得スコアのみ表記されるということ。2013年試験より合否の表記がなくなったそうです。合否がないので、一体自分がHSKに合格しているのかいないのか、成績表を見ただけでは分かりづらいですよね。一般的には60%以上が合格です、と言われています。成績表に合否がないのは、合格点に達していても、さらなる高得点を狙って再受験することを促すためと、由子は思っています。

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理由⑤パソコン試験とペーパー試験選べる

中検はペーパー試験のみですが、HSKは希望すればパソコンでの試験も受けられると知っていましたか?パソコン上で回答すると言っても、リスニングや読解は選択問題なので、紙に書こうと、クリックで回答しようと、あまり違いはないでしょう。パソコン試験が一番関係してくるのは、作文です。ピンインを知っていれば、パソコン上で漢字を打って作文を作成することが可能なのです。HSKは漢字文化を持たない外国人を対象としています。非漢字文化圏の中国語学習コミュニティでは、漢字を書くことを覚えるよりも、ピンインを覚えてパソコン上で読み書きができるようにすることを推奨しています。HSKも、なるべく受験者の学習の負担にならないよう、ピンインを覚えた学習者が簡単に受験できるようにしているのです。

日本人の私達がどちらを選ぶか考える時に、自分が「ピンイン打ち」と「漢字の手書き」のうちどちらが得意なのかを、知っておかなければなりません。

□ 漢字を書くのは苦手、でもピンインが得意 ⇒ パソコン試験がお薦め

□ ピンインは苦手、でも漢字を書くのが得意  ⇒ ペーパー試験お薦め

日本で受ける場合、パソコン試験は、東京江戸川区会場のみで受験可能です。これは、日本ではパソコン試験を希望する受験者が少ないためだと思います。つまり、ほとんどの日本人にとっては、複雑なピンインを覚えてタイプで打つよりも、漢字を書く方が楽なのでしょう。

でも、デジタル社会の現代人は、漢字をど忘れすることも多いですし、ピンインで打つことに慣れたと思うなら、パソコン試験はかなりおススメします。試験中に緊張して漢字の書き方が思い出せないという失敗は、パソコン試験であれば少なくとも起こりえないですからね。

さて由子は、HSK6級に挑戦する気は一切ありませんが、さらなる高得点を狙ってもう一度5級を受けてみようかな・・・・というモチベーションが、あったりなかったり。本当の語学力は試験の成績ではなくリアルのコミュニケーションに反映されます。テクニックだけの試験勉強をするぐらいなら実生活でより多くの中国語を使った方が上達が速いです。

という風な言い訳を考え中の由子でした。

<追記>TOEICでも970点達成しました!

【TOEIC】初受験で970点達成した方法<試験勉強2ヶ月半>

【TOEIC970点獲得】妊娠中に初めて受験してみようと思った理由

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著者について

由子

由子

中国上海在住。大都会上海が大好き。新海誠監督の「秒速5センチメートル」が好き過ぎるので、ブログ名にしてしまいました(o^^o)
日本と海外両方を拠点に生きるための便利情報、日常で気になるアレコレ、を独自の視点で発信しています。
中国語HSK5級、TOEIC970点を1回で取得。最近はTOEIC受験対策中心に記事書いてます。 [詳細]

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